実はその頃、もう一つの出来事がありました。
2ヶ月弱生理が来ておらず、
婦人科を受診していました。
妊娠検査薬は3回とも陰性。
診断は
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
「このままだと妊娠しないよ」
そう言われ、不妊治療クリニックを紹介されました。
そして――
乳がん告知の2日後。
予約していた不妊クリニックへ。
乳がん × 不妊?
そんなことある?
待合室で複雑な気持ちを抱えながら順番を待ちました。
そして診察室へ。
先生が開口一番、
「妊娠してますよ。おめでとうございます、でいいんだよね?」
……え?
嬉しいはずなのに、
頭に浮かんだのは「乳がん」の文字。
「え?あ、はい…うれしい…です」
自分でもよく分からない返事。
エコーではまだ胎嚢は見えず、
おそらく4週目くらい。
血液検査の結果も問題なし。
「次は胎嚢見えるかな。また2週間後にね」
診察はあっさり終わりました。
帰り道、夫に電話。
もちろん喜んでくれました。
でもお互い、
心のどこかに乳がんが引っかかっている。
クリニックで乳がんのことを言えなかった。
相談したらよかったかな、
そんなことを少し後悔しながら帰りました。
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